脱サラ退職をすると、健康保険をどうするか、という問題に直面しますが、まずは「任意継続」をやっておいて、その後、タイミングを見て、国民健康保険(国保)に切り替える、というのが無難ですね。その詳細を書いてみました。
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脱サラ退職して気づく保険料のこと
脱サラして会社を辞めると、会社の給料から天引きされていたいろいろな支払いを自分で直接払うことになるのですが、嫌でも支払わなくてはいけないお金のことがいろいろと分かってきますね。
サラリーマン時代は勝手に天引きされるので、「何かいろいろ引かれてるなー」くらいにしか思っておらず、何にいくら払っているか、なんて、気にもしていなかったのが正直なところです^^;
その中で一つ、健康保険料を挙げてみたいと思います。サラリーマンの方は、会社の健康保険組合に加入している人が多いと思いますが、もし会社を退職したら、大きく2つの選択肢があります。1つは、国民健康保険に加入する、もう1つは、任意継続をする、です。
国民健康保険は、自営業の方、無職の方などが加入しているもので、各市区町村の役所にて手続きをすることになります。一方、任意継続については、それまで加入していた会社の健康保険組合に、最大2年間限定で加入を継続する、というものです。この2つの選択肢がありますが、どちらに加入したらよいのでしょうか?
判断基準の一つとして、どっちの方が保険料が安いの?ということがあります。ただ、保険料の計算方法は複雑で、国民健康保険料の場合、前年の所得、家族の人数、所有している不動産、などによって決まりますが、各市区町村によって差がありますので、役所に行って計算してもらうのが確実です。役所に行き、身分証明書、前年の源泉徴収票、確定申告をしている方はその申告書を持っていくと、その場で計算をしてくれます。ただ、たいていの場合が、任意継続の方が保険料が安いようです。
また、任意継続を申し込む場合、「退職から20日以内に手続きをしないといけない」というルールと、「一度任意継続をやめたら、あるいは、一度国民健康保険に加入したら、二度と任意継続に加入できない」というルールがあるため、まずは任意継続に入っておいて、その後じっくりと比較して考えればよい、ということになります。会社の健康保険組合であれば慣れ親しんでいることもありますし、その健保独自の各種サービスを受けられるメリットもありますしね。
任意継続から国民健康保険への切り替えタイミング
さて、注意しなくてはいけないのは、退職した後の翌年度、つまり4月からの契約更新のときです。3月に入ると、会社の健康保険組合から、「4月から1年分の保険料を払ってね」という通知がきます。それを見て、保険料にビックリします。そこでいよいよ、国民健康保険との保険料比較を真剣に考えます。
私の場合、それを役所に持っていき、保険料を比較してもらった結果、国保の方が安い、という結論になりました。では、なぜ保険料に差が出たのか、ですが、任意継続の場合、退職前年の会社の給料を基に保険料を計算して、それを2年間同じ数字と使うところが多いそうです。一方、国保の場合は、前年の所得から計算しますので、退職後の所得が減った場合、保険料も安くなるのですね。
この辺り、口頭でパパパッと聞いたことですので、間違いもあるかもしれませんが、とにかく、任意継続を更新するときに、役所にいって国民健康保険の保険料と比較することが重要!ということです。脱サラを考えている方は、頭の片隅に入れておいてくださいね!
あとは、任意継続をしていた会社の健康保険組合に連絡して脱退の手続きをし、脱退証明書が自宅に届いたら、それと運転免許証などの身分証明書と、保険料口座引き落と用の預金通帳、印鑑を持って、役所に行って国保の加入手続きをします。
国民健康保険料のルール変更2018年
さて、ここからは余談ですが、国民健康保険料は2018年4月から1つ大きなルール変更があります。これまでは、市町村ごとに保険料の算出をしていたのですが、今後は都道府県単位で保険料の算出をするようになるとのこと。これにより、市区町村により、保険料が変わってくるようです。
簡単に言えば、その都道府県内で保険料が高かったエリアは保険料が安くなり、その都道府県内で保険料が低かったエリアは保険料が高くなります。これまでは、保険料が安い市町村に住めば保険料が安くなる、という荒技もありましたが、それも使えなくなるのですね。
それから、健康保険料は年々上昇しています。給与天引きで保険料が自動で引かれている間はそういうことにもあまり気づきませんでしたが、自分で払うようになると、当然気になってきますね。とは言え、健康保険料は払わざるを得ない部分がありますので、あとは収入を増やしていくのが対抗策、となるのでしょうか・・・。
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